誰でも気分が落ち込むことはよくありますよね。でも、その気分の落ち込みが長く続いて、あなたの生活に支障をきたしているのなら、もしかしたらそれは心の病かもしれません。
でも、だからって「どこの病院に行けばいいの?何科に行けばいいの?」と、分からないことだらけですよね。
そんな病院選びのお悩みについてこの記事でお答えしますね。
まず行くのはどこの病院?
「うつ病かもしれない…」と思っても最初はどこの病院に行ったらいいか分からないと思います。
最近ではうつ病や心の病もかなりメジャーになって、知り合いに精神科や心療内科に通っている人がいる、なんて人もいらっしゃるかもしれませんね。
その知り合いに紹介してもらって、その精神科や心療内科に行くという人も多いみたいですが、いきなり精神科や心療内科に行くのはあまりお勧めしません。
私はまず、一番最初は普通に大きな病院の内科に行くことをお勧めします。なぜなら最初はうつ病や心の病ではない可能性があるからです。
うつ病と間違われやすい病
世の中にはうつ病にとてもよく似た、他の病がいっぱいあります。代表的なものに「甲状腺機能障害」があります。
別の病であるのに「うつ病」と誤診されるケースはよくあります。
もちろんですが、その場合いくら抗うつ剤を飲んでも本当の病は治りません。できるだけ遠回りを避けるためにも、まずは普通の内科に行くのが最善であると思います。
精神科と心療内科ってどう違うの?
総合病院で「うつ病かもしれない」と診断されて初めて、精神科か心療内科に行くことになると思いますが、「精神科と心療内科、ぶっちゃけ区別がつかない!何が違うの?」という人、多いと思います。
実は私もここ最近まで何が違うのかな?なんて思ってました…。
それもそのはず!実は「精神科」と言うと、患者さんが身構えてしまうことがあるので、本当は「精神科」だけど「心療内科」または「メンタルクリニック」と言っている病院も存在するようなのです。
「じゃあどこに行っても同じなの?」と思われるかもしれませんが、一応きちんとした違いはあります。
精神科は双極性障害(躁うつ病)や統合失調症、発達障害など主に精神疾患、心の病と呼ばれるものを専門に扱う科で、心療内科は自律神経失調症、過敏性腸症候群など、心身症を専門とする科になります。
しかし、先ほどもお話ししたように精神科でも心療内科と掲げている病院も多くあります。見分けるポイントは、診察する先生が精神科医か内科医かということ。
精神科医は精神科にも心療内科にも在籍できますが、内科医は心療内科にしか在籍できません。
そしてやはり、最初はできるだけ精神科医に診てもらった方がいいと思います。行ってみたい病院がある場合は、病院名ではなく、先生が精神科医か内科医かを確認してみましょう。