「美容室に行きたくない!」うつ病療養中、気軽に美容室に行くためのテクニック

私がうつ病になって、苦手になったものの一つに「美容室」があります。

「自分は場違いなのでは?」と思うようなオシャレな空間に、オシャレな美容師さんとの会話…。

オシャレとは程遠い生活を送っている自分にとって、あの空間は辛すぎです。

ゆき

それでも髪は切らなきゃならない!白髪がある人は染めなきゃいけない!なんだったら気分転換にパーマとかかけたりしたい…!

「だけど美容室行きたくない!」

そんなあなたに、私が10年の歳月をかけて考え出した「美容室に気軽に行けるようになる方法」をご紹介したいと思います!

ゆき

オシャレ怖い!

美容室行きたくない

うつ病になる前は平気で美容室に行っていた私。もともと苦手ではあったのですが、苦手意識より「髪の毛どうにかしたい!」という欲が勝っていました。

うつ病になってからは、髪の毛よりも「美容室行きたくない」が勝ちました…。

ゆき

身だしなみがどうでもよくなる

そもそもうつ病になると、髪の毛ボサボサでも気にならなくなってしまいます。

ゆき

たまに鏡で見て、ひどい姿に落ち込みはするんですけどね…。

また、療養中は学校や会社などに行かなくていい方も多いと思います。

出かける機会が減り、身だしなみがどうでもよくなると、どんどん美容室から足が遠のいてもおかしくありません。

自分で切るのはおススメできない!

私はとにかく美容室に行きたくなくて、自分で切ってみたことがあります。

切ったというより、毛量を少し減らすために空いてみたのです。

ぱっと見では「大丈夫そう…」と思ったのですが…。

次回美容室に行った際、「お客様、自分で切られました〜?」と聞かれてちょっと恥ずかしかったです…。

とっさに「友達に切ってもらったんですぅ!」と謎の見栄をはった私…。

ゆき

やっばり、見る人が見れば分かりますし、もし失敗したら、更に美容室に行くハードルが上がってしまいます。

美容室に気軽に行く前準備

ここからは、様々な失敗や、恥ずかしい思いをしまくった私が考える、「気軽に美容室に行くための前準備」について具体的にご紹介します!

上手な美容室選びから

まずは大事な美容室選び!

療養中の私が最も重要視したのは美容師さんの腕…などではなく、店内の内装と美容師さんの年齢、そして客層です。

最近はネットで美容室の情報がしっかりチェックできます。

そこで、だいたいの店内の内装、どんなスタイリストさんがいるか、ほとんどの店舗が写真付きで掲載しています。

私はいつも、内装は派手すぎない感じ、スタイリストさんの年齢も少し高めで女性の方が多い店舗を選んでいました。

ゆき

美容師さんの年齢が高いと、お客さんの年齢も高いことが多いんです。

年齢層が少し高いと、落ち着いているし、若い人のキャッキャとした雰囲気がないので、気を使うことも少なかったです。

逆に「年上の人の方が緊張する!」という方は、同年代くらいの美容師さんが多いところを探すといいと思います。

予約のときに必ずすること

よく知られている美容室の予約サイトと言えばホットペッパービューティーだと思います。

ゆき

ネットで予約できるのは便利ですよね。

ホットペッパービューティーには、ネット予約の際に「接客へのご要望」という欄があります。

「楽しく話したい」
「静かに過ごしたい」

の2択から選ぶことができます。

私はとにかく美容師さんとの会話が苦痛で仕方なかったので、必ず「静かに過ごしたい」を選んでいました。

たったこれだけでも、かなり会話の数を減らしてくれますよ!

ゆき

他にも「ご要望・ご相談」という欄があります。「パニックなどにならないか」「お腹が痛くなったらどうしよう」「スタイルをはっきり伝えられるかな…」など、様々な不安がある方もいらっしゃると思います。

美容師さんに直接、口頭では言いにくいことも、「ご要望・ご相談」の空欄になら書き込めるはずです。

ゆき

不安で仕方ない方はぜひ、書き込んでみて下さい!

過敏性腸症候群だった私は、どうしても不安な時、「体調が悪く、途中でお手洗いに立つかもしれません」と書き込んだことがあります。

美容師さんは、「お手洗いの際はすぐに言ってくださいね!」と、あらかじめトイレの場所まで教えてくれ、座席もトイレのすぐ近くにしてくれました。

ホットペッパービューティーのご利用はこちら>>

トークと戦う方法

私が最も恐ろしいのは、チャラい男性美容師さんがチャラい会話をしてくること…。

ゆき

恐怖の質問「お仕事は?」

長らく無職だったもので、うっかり平日に美容室に行ってしまうことがあるんです。

ゆき

平日の方が空いてるし…。

そうすると100%聞かれる恐怖の質問。

「今日、お仕事お休みですか~?」

とりあえず「あ、はあ」なんて答えると、

「なんのお仕事されてるんですか~?」

適当に「一般事務です」とか言ってみるものの…平日に休みの「一般事務」ってなんだよ…!と、もう、心の中でゼエゼエハアハアですよ。

ゆき

そして、最終的に辿り着いた答えは「専業主婦です」という、軽いウソを混ぜ込んでマイルドに無職と伝える方法。

これで「仕事」のワードは消え失せます!薬指にシルバーの指輪でもはめていけば完璧!

でも、男性の方はなかなか難しいと思います。私は、「専業主婦です」を思いつく前、うつ病になる前の仕事や、アルバイト経験があるものを適当にやんわり伝えていました。

ゆき

経験のあることは基本的に結構ペラペラ話せますしね。

最後の砦「寝たふり」

ある程度会話が落ち着いたら、私はすぐに寝たフリします。(今でも)

美容師さんがちょっと座席を離れたすきに、そっと目を閉じたり…、雑誌を見ている途中で寝た感じを装ったり…。

ゆき

本当に寝たこともあります…!

パーマやカラーなど、時間がかかる施術の時は重宝しますよ。

療養中は自分らしいヘアスタイルで

「なにもそこまで美容室に身構えなくても…!」と思う方もいらっしゃると思います。

しかし、うつ病じゃない方でも結構「美容室が苦手」という方、多いそうですよ。

「ちょっと心に余裕がある時、フラッと行けたらいいな」くらいに考えて、「どうしても行きたくない!」という方は、無理しなくていいと思います。

療養中、特に学校やお仕事がない方は、自由な髪型でいいじゃないですか。

男性だって、短い髪じゃなきゃいけないなんて決まりはないわけですし、この際、伸ばしてみるのも面白いかもしれませんよ。

私のイラストのお団子頭も、伸ばしっぱなしの髪の毛をなんとか清潔に、見栄えよくまとめるための苦肉の策だったんですよ。

ゆき