抗うつ剤の副作用？食欲が止まらない！そんな時に有効な３つの方法

抗うつ剤を飲み始めると様々な副作用を感じるかと思います。私が多く感じたのは口の渇き、眠気、排尿障害などでした。

そんな中でも「一番厄介な副作用だな…」と感じたのは食欲の増進です。特に若い女性にとっては本当に不愉快な副作用です。

うつ病は治したいけど、太ってしまうような薬は飲みたくない！というのが本音でした。

今回はそんな抗うつ剤の厄介な副作用、食欲増進についてお話していきますね。

なぜ食欲が出ちゃうの？

お薬には副作用がつきものですが、特に抗うつ剤には「食欲増進」・「体重増加」の副作用を持つ薬が多いように感じます。

抗うつ剤にも色々な種類があって、最も古いお薬から以下６つに分類されます。

とりあえず難しいお話は抜きにして、今現在多く処方されているのはSSRI、SNRI辺りだと思います。

さて、これらのお薬はなぜ食欲が出てしまうのか？

分かりやすく言いますと…脳をリラックスさせるためにお薬が脳の中で頑張ると、満腹中枢への刺激が弱くなってしまったり、代謝を促進するホルモンの働きを弱めてしまったりするからです。

脳に直接作用するお薬が多いので、副作用も自分ではコントロールしにくいことが多いんですよね。

食べたい欲が抑えられない時の対処法3選

さてここからは「食べたいよ～！」という気持ちが抑えられなくなる副作用に悩んでいる方に、私が実践していた対処法を３つご紹介しますね。

グレープフルーツのアロマを焚く

これは、雑誌のダイエット特集でたまたま見かけたもので、私にはかなり効果的でした！睡眠薬の副作用で夜中に食欲が出て困っていた時、とてもお世話になりました。

寝る前に寝室をグレープフルーツの香りで満たしておくと、自然と食欲が抑えられるんです。ちょっと爽やかな気分にもなりますしね。

グレープフルーツの香りは交感神経を刺激するらしいので、寝つきが悪い！という方には不向きかもしれませんが、日中の食欲抑制などにはおススメですよ。

とにかく噛むことに集中！

これは、かかりつけだった心療内科の先生に教えてもらった方法です。何か口に入れたら100回でも200回でも噛みなさいというもの。

さすがに200回は噛めませんでしたが、噛み応えのあるもの、食感が楽しめるものなんかは意外と長く噛めます。

たくさん噛むと満腹中枢も刺激されて少しの量で満足できますよ。ちなみに、噛むことに集中すると、いらないことを考えないので落ち込んだ時にもなんだか心がリフレッシュできました。

カロリーの低いお菓子をストックしておく

どんなことをしても「どうしても食べたい！！」という気持ちが抑えられない時は、ダイエット用のお菓子を思いっきり食べていました。

できるだけアロマや噛むことで我慢はするのですが、ストレスや不安が強く、気分が安定していないとどうしても食べたくなります。

食べることを我慢することがストレスになるので、そんな時は買いだめしておいたカロリーの低いゼリーや寒天、豆乳のお菓子を思う存分食べていました。カロリーが低いと罪悪感も感じにくいですしね。

できるだけ「自分は思いっきり食べてる！」と感じた方が、食べ過ぎを防ぐことができたので、私はわざと乱暴に食べるフリをしていました。

両手に寒天を持って「食べてるぞ～！おいし～！！」とか言いながら…。一見変な人ですが、自分が満足できればそれが一番です。※お腹を壊すまで食べたりするのはやめましょうね。

治ったらダイエットはいくらでもできる！

薬の副作用は自分ではどうしようもできないもの。どうしても食べたい！と思ったら好きなものを食べていいと思います。実際、私は結構本能のままに食べてました。

食べ過ぎることへの罪悪感を感じたら、「治ったらダイエットしよう！」と言い聞かせるしかありません。

もちろん、あまりにもひどい場合は必ず先生に相談して薬の変更などをしてもらうことが最優先です。

時には肩の力を抜いて、「ちょっと食べ過ぎちゃったけど、ま、いっか！だってしょうがないもん！」と薬のせいにしてみてはいかがでしょうか？

だって本当に薬のせいなんですから。食べ過ぎても自分を責めないこと、これが一番大切だと思います。