あなたは「ヒステリー球」というものをご存知ですか?
ゆき
主にストレスが原因となる、喉の違和感、異物感、つっかえたような感覚がある症状のことを言います。
ゆき
今回は謎めいた「ヒステリー球」についてご説明します。
喉に何かつっかえている感じ・異物感はヒステリー球かも?
私が初めてヒステリー球を体験した時の感覚は、「薬が喉に引っかかっている感じ」でした。
ちょうど抗うつ薬などいくつかの薬を飲んだあとだったので、「引っかかったかな?」と思って、水をたくさん飲んだのを覚えています。
全く消えない違和感
ゆき
「寝れば治るかな…」と思ったのですが、翌朝も喉に何かがある!!
こちらの記事でも書きましたが、私は「不安」が大嫌い!
「不安!怖い!もう嫌だ!」頭の中が不安でいっぱいになった時の対処法そそくさと掛かりつけの先生のもとへ向かいました。
「ヒステリー球」だね~
もう、「寝ている間に石でも飲み込んだんじゃ…」とかありえないことを考えながら、真っ青な顔で先生に相談すると、先生は「あ~ヒステリー球だね~。漢方薬出しとくね~。すぐ治るからね~」と‥‥。
ゆき
ヒステリー球の原因
症状は私が経験したような、喉の違和感・異物感・つっかえた感じ・何かが引っかかっている感じが主だそうです。
また、症状が出やすいのは夜が多いという人、ストレスを感じた時に出やすい人など様々。
原因は交感神経
ヒステリー球の最大の原因はストレスだそうです。
ゆき
私達は様々なストレスを感じながら生きていますが、そのストレスは自律神経のバランスを崩します。すると、交感神経(バリバリ活動している時に働くもの)が優位になり、筋肉が過度に緊張してしまう場合があります。
そしてその緊張が、喉の筋肉で起こった時に表れる症状が「ヒステリー球」なんです。
ゆき
この、食道が細くなってしまうことが、喉の違和感を感じさせる原因だったんです。
ヒステリー球の治療法
私がヒステリー球になった時は「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」という漢方薬をいただきました。多くの病院でこの漢方薬が処方されるようです。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
東洋医学ではヒステリー球のことを「梅核気(ばいかくき)」と呼びます。なんと4000年も昔から存在する症状なんだとか。
ゆき
・のどにつかえ感がある方に
・効能・効果
体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感出典:https://www.tsumura.co.jp/products/ippan/040/index_s.html
このように市販のお薬として薬局などでも購入できますが、基本的には医師に相談してから処方してもらった方が良いですよ。
ゆき
気になったらすぐに病院へ
ゆき
そして先生に、ストレスを溜めこまないことはもちろんですが、他にも「気をつけなさい」と言われたのは以下のこと。
・疲労を蓄積しないこと
・言いたいことを我慢しないこと
・ヒステリー球を気にしすぎないこと
そして、「今ちょっと疲れてるのかな?」「ストレスが溜まってないかな?」「色々と我慢しすぎてないかな?」と考えてみて下さい。