前回は外出先で訪れた孤独感をうまくごまかす方法を書いていきました。

ゆき
今回は自宅にいる時だからこそ感じやすい孤独感の原因、また、自宅にいる時の寂しさとどう付き合っていくかも見ていきましょう。
家に1人でいるからこそ感じる孤独感
外出先で感じる寂しさは、体調などにも左右されると思いますが、ほとんどが「群衆の中の孤独」を感じやすいためだと思います。
ゆき
では、「周りに人がいない時の寂しさって何だろう?」と考えてみると、私が孤独を感じていたのは、だいたいいつも以下の2つが心の中を占拠した時でした。
世間との関わりの薄さ
うつ病になって、学校や職を離れ、「療養中」という立場であっても、なんとなく感じてしまう浮世離れ感。
ゆき
仕方がないと分かっていても、テレビのニュースや同世代の友人との埋められないような差を強く感じると、自分が亡霊になってしまったような寂しさを感じていました。
ゆき
見捨てられ不安
「見捨てられ不安」とは、その名の通り「いつかこの人に嫌われてしまうのではないか?いつかみんなが自分から離れて行ってしまうのではないか?」という自分が誰かから見捨てられることを不安に思う気持ちのことです。
ゆき
私は一時期、友人にうつ病であると打ち明けるかどうかとても悩んだ時期がありました。もちろん、受け入れて支えてくれる友人もいましたが、差別的な扱いを受けたこともあります。
そんな時、この「見捨てられ不安」のような孤独感を強く感じていました。
世間との関わりが薄いと感じたら
「自分は誰にも必要とされていない」と感じたり、「自分は社会から切り離された」と感じた時に出現する孤独感。
この寂しさを紛らわす方法で一番手っ取り早いのは「つながる」ことです。
「つながる」ならなんでもOK!
「つながり」と言われると、どうしてもその場にいる人とのつながりのみを考えてしまいがちです。もちろん、孤独感を感じた時、信頼できる人が側にいれば一番良いかもしれません。
しかし、毎回誰かが必ず側にいてくれるとは限りません。
ゆき
普段はうるさくて見向きもしないのに、寂しい時はなんとなくテレビを観ていました。テレビに出ている人、映像を作っている人、どこかでこの番組を放送している人、そんな人との「つながり」を感じるとホッとしました。
ゆき
泥の付いたじゃがいもを洗っている時は、これを掘り出した人がいるんだなぁとか。自分の洋服に「Made in China」と書いてあったら中国のどんな人が作ってくれたのかなぁとか。
見渡してみると、自分の生活にはたくさんの人とのつながりがあることに気が付きます。
ゆき
ちょっと複雑な「見捨てられ不安」
私が感じていたのが「見捨てられ不安」そのものだったかと言われると、はっきりとは分かりません。ただ単に、いつもの心配性からくる「嫌われたらどうしよう」という不安感だったかもしれません。
前述したように、「見捨てられ不安」は様々な精神疾患の原因にもなる症状です。
ゆき
「見捨てられ不安」でカウンセリングを受ける方は大勢いらっしゃいます。もしかしたら、生き方がもっと楽になるかもしれません。「これぐらいで…」と思わず、気軽に先生に相談してみましょう。
ゆき
私も今あなたと、インターネットという不思議な世界でつながれたことを嬉しく思います。
今はテレビを観ながら愛犬をぎゅうぎゅう抱きしめていると、寂しさもどこかに行きます。愛犬には露骨に嫌がられますけどね!