心のエネルギー源になる!勇気をもらえる回復期(後期)におススメ映画3作品

前回はまだまだ無理できない、急性期・回復期の前半におススメの映画を4本ご紹介しました。

心のエネルギー源になる!ちょっと笑える急性期・回復期におススメ映画4作品

今回からは、心の充電も随分いっぱいになってきて、集中力も上がってくる回復期の後期におススメの「勇気をもらえるような、前向きになれるような映画」をご紹介します。

ゆき

ちょっとだけディープな作品もあるので、あらすじを読んでみて「こりゃムリだ!」と思ったら観るのは控えて下さいね。

1、『英国王のスピーチ』

吃音症に悩まされたイギリスの王、ジョージ6世と、言語療法士のライオネル・ローグとの友情を、実話に基づいて描いた作品。

ゆき

ジョージ6世は現在のイギリスの女王、エリザベス女王の実のお父さんです。
ストーリー
吃音に悩むジョージ6世はいつもスピーチが上手くいかず、心配した妻が平民である言語療法士のライオネル・ローグの元に通うよう説得します。破天荒な治療法に最初こそ反発したジョージ6世ですが、二人は王と平民という関係ながら友情を育んでいきます。
しかし、王位継承者であるジョージ6世の兄が、たった1年で退位。弟であるジョージ6世が即位することに。吃音というコンプレックスを抱いたまま王になったジョージ6世と、彼を支えるライオネルとの友情の物語。

これが実話というのが本当にびっくりです!

ゆき

ジョージ6世(コリン・ファース)が何ともナヨナヨしている…。なんか弱々しい…。「そりゃあ王になるの嫌だっただろうなぁ…」という感じ。

しかし、ジョージ6世は内気ではありますが真面目で優しく、イギリス国民に「善良王」と呼ばれているんですよ。

笑いあり、感動ありで、「ジョージ6世頑張れー!」と言いたくなる映画。ジョージ6世の一生懸命な姿に勇気をもらえます。何度も観たくなる映画です。

2、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

イギリス繋がりでおまけにもう1本。言わずと知れたイギリス初の女性首相マーガレット・サッチャーの半生を描いた映画。

あまりにも別世界の人すぎて、ただ圧倒されるだけの感じもしますが、彼女の強い女どころじゃない精神力や考え方は、「前に進みたい!」という気持ちを後押ししてくれますよ。

ゆき

映画自体は意外にもサラッと観れる気がします。サッチャーが国民に支持されたり、嫌われたりしても堂々と生きる姿、年老いてもエネルギッシュな感じ、そして、サッチャー役のメリル・ストリープはいつまでも綺麗です。

3、『リリィ、はちみつ色の秘密』

私の大好きな映画の一つ。ちょっとだけ内容が重い、暗い部分もありますが、心が落ち着く幸せな映画です。

ゆき

落ち込んだり、嫌なことがあった時に観ると、心が回復するような気がします。
ストーリー
4歳の時、自分の過ちで愛する母親を殺してしまったリリィ(ダコタ・ファニング)。罪の意識を感じながら生きてきた14歳の誕生日、冷たい父親に「探さないで」と伝言し、黒人の家政婦ロザリンと共に母親の面影を探しに旅をします。
辿り着いたのは、母親が父親の元から逃げ出していた時に滞在していた場所。そこは、養蜂場を営む3姉妹の住む家でした。そこでひと夏を過ごすことになったリリィとロザリンは、3姉妹との交流や様々な体験によって愛を見付ける物語。

いきなり、「4歳の時、私はママを殺した」というセリフで始まるこの映画。物語の舞台は1964年、公民権法(人種差別を排除するための法律)は設定されたけれど、まだまだ黒人差別が厳しい時代。家政婦のロザリンも、また白人であるリリィ自身も差別で辛い経験をします。

そんな中、養蜂場の3姉妹は黒人であるにも関わらず、養蜂業を成功させ誇り高く生きています。

ゆき

主人公のリリィをはじめ、みんな何かしらの「寂しさ」「悲しみ」「辛い経験」を抱えています。黒人差別という不当な扱いを受ける時代に、時には泣いたり、怒ったり、大笑いしながら生きる、登場人物のエネルギーは観ていて心救われます。

注意
(ネタバレします!)養蜂場の三女メイは、とても繊細で精神的にダメージを受けやすいところがあり、黒人差別の末、悲しみを募らせて自殺するというシーンがあります。
「ちょっとそういうのは見たくないかな」という方は控えて下さいね。

でも、悲しみを乗り越えて生きる黒人女性達と、孤独なリリィが幸せで愛する居場所を見付ける、幸せなストーリーですよ。

ゆき

最後は再発予防期!今後の生き方が考えさせられるような、素敵な作品をご紹介します!
心のエネルギー源になる!自分の生き方を考える再発予防期におススメ映画3作品