前回はまだまだ無理できない、急性期・回復期の前半におススメの映画を4本ご紹介しました。
心のエネルギー源になる!ちょっと笑える急性期・回復期におススメ映画4作品今回からは、心の充電も随分いっぱいになってきて、集中力も上がってくる回復期の後期におススメの「勇気をもらえるような、前向きになれるような映画」をご紹介します。
ゆき
1、『英国王のスピーチ』
吃音症に悩まされたイギリスの王、ジョージ6世と、言語療法士のライオネル・ローグとの友情を、実話に基づいて描いた作品。
ゆき
しかし、王位継承者であるジョージ6世の兄が、たった1年で退位。弟であるジョージ6世が即位することに。吃音というコンプレックスを抱いたまま王になったジョージ6世と、彼を支えるライオネルとの友情の物語。
これが実話というのが本当にびっくりです!
ゆき
しかし、ジョージ6世は内気ではありますが真面目で優しく、イギリス国民に「善良王」と呼ばれているんですよ。
笑いあり、感動ありで、「ジョージ6世頑張れー!」と言いたくなる映画。ジョージ6世の一生懸命な姿に勇気をもらえます。何度も観たくなる映画です。
2、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
イギリス繋がりでおまけにもう1本。言わずと知れたイギリス初の女性首相マーガレット・サッチャーの半生を描いた映画。
あまりにも別世界の人すぎて、ただ圧倒されるだけの感じもしますが、彼女の強い女どころじゃない精神力や考え方は、「前に進みたい!」という気持ちを後押ししてくれますよ。
ゆき
3、『リリィ、はちみつ色の秘密』
私の大好きな映画の一つ。ちょっとだけ内容が重い、暗い部分もありますが、心が落ち着く幸せな映画です。
ゆき
辿り着いたのは、母親が父親の元から逃げ出していた時に滞在していた場所。そこは、養蜂場を営む3姉妹の住む家でした。そこでひと夏を過ごすことになったリリィとロザリンは、3姉妹との交流や様々な体験によって愛を見付ける物語。
いきなり、「4歳の時、私はママを殺した」というセリフで始まるこの映画。物語の舞台は1964年、公民権法(人種差別を排除するための法律)は設定されたけれど、まだまだ黒人差別が厳しい時代。家政婦のロザリンも、また白人であるリリィ自身も差別で辛い経験をします。
ゆき
主人公のリリィをはじめ、みんな何かしらの「寂しさ」や「悲しみ」、「辛い経験」を抱えています。黒人差別という不当な扱いを受ける時代に、時には泣いたり、怒ったり、大笑いしながら生きる、登場人物のエネルギーは観ていて心救われます。
「ちょっとそういうのは見たくないかな」という方は控えて下さいね。
でも、悲しみを乗り越えて生きる黒人女性達と、孤独なリリィが幸せで愛する居場所を見付ける、幸せなストーリーですよ。
ゆき