心のエネルギー源になる!自分の生き方を考える再発予防期におススメ映画3作品

最後は再発予防期です。

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この頃になると、「もう再発をさせないために、これからどう生きていくべきか」を考えなければなりません。

ゆき

迷った時、落ち込んだ時に、人生の道案内になるような、素晴らしい映画をご紹介します。

1、『ライフ・イズ・ビューティフル』

言わずと知れた名画です。観たことがある方も多いかもしれませんね。

その題名が示す通り、どんな状況にあっても「人生は美しい」ということを教えてくれる作品です。

ストーリー
1937年のイタリア、ユダヤ系イタリア人のグイドは、美しい小学校教師ドーラに恋をします。持ち前のユーモアと機転をきかせて、見事ドーラの心を掴み、二人は結婚します。やがて息子ジョズエが生まれ、幸せな日々を送っていたのですが、第二次世界大戦、そしてユダヤ人迫害という悲劇が三人の家族に襲い掛かります。
強制収容所に送られた家族。母親と引き離され不安がるジョズエを怖がらせないよう、グイドは必死に嘘をつき、ジョズエを守るために命をかける物語です。

初めて観た時、私はまだ子どもだったので、ただ悲しい気持ちにしかなりませんでした。しかし、大人になってもう一度観てみると、グイドの「誰も恨まず、ただ家族を愛し、息子のためにユーモアを忘れずに生きる姿」に心から感動しました。

「どんな環境・状況にあっても、考え方ひとつで幸せに生きることができる」ということをグイドが教えてくれます。

ゆき

何度観ても号泣するので、悲しい気分の時は、強制収容所に送られる前にストップしましょう…。ううっ…。

2、『17歳のカルテ』

こちらは「病気を知る」という意味でもいい映画だと思います。

アメリカでベストセラーになったスザンナ・ケイセンの自伝『思春期病棟の少女たち』の映画化作品です。

ストーリー
主人公のスザンナは自殺未遂の末、精神病院に強制的に入院させられます。境界性人格障害と診断された彼女、共に入院する同世代の友人達と心を通わせるうちに、自分の気持ち、そして、これからの自分の生き方と向き合っていくようになります。

スザンナを演じるウィノナ・ライダーが大好きで観た映画。精神病院が舞台なだけに、なんだか危うく、ちょっと寂しい感じがするけど、なぜか優しくて温かい感じを受けました。

「最近怠けてるなぁ~でもなぁ~何もしたくないなぁ~」なんてダラダラした気分の時に、素直に「あ、頑張ろう」と思える作品です。

ゆき

精神的な病気に苦しみ、その病気に飲み込まれそうになるスザンナが、そこから立ち直りたいと決意する姿は、「私も再発しないぞ」という気持ちを新たにしてくれますよ。

3、『最高の人生の見つけ方』

「どんな生き方をしてきても、人間は必ず死ぬ。だから好きなことをしよう!」という当たり前のことを気付かせてくれる映画です。

ストーリー
大富豪エドワードと、自動車整備工として地道に働いてきたカーター、生き方が全く違う二人がたまたま入院先の病室で相部屋に。ただ1つの共通点は余命が6ヶ月だということ。二人は「棺桶に入る前にやりたいことリスト」を手に、人生最後のやりたいことをする旅に出かけます。

余命6ヶ月…には見えないパワフルさは、「自分が人生で本当にやりたかったこと」をしているからでしょうか。

お金はいっぱいあるけど孤独なエドワード、家族のために夢をあきらめて必死に働いてきたカーター。二人はバンジージャンプをしたり、北極の景色を見に行ったり、入れ墨を入れたり…。

ゆき

「どうせ死ぬんだ。やりたいことやろうぜ!」みたいな投げやりな感じではなく、「死に怯えて6ヶ月を過ごすより、楽しい旅に出よう」という二人の気持ち・感覚が私はとても素敵だなと思います。

最後には号泣すると言うより、大きな拍手を送りたくなる映画です。そして、自分のちっぽけな人生にも拍手を送りたくなります。

最後に

ちょっと重い、悲しい映画もご紹介しました。「どうしても観てみたいけど…少し不安…」という方は、最初からネットなどでネタバレを読んでしまうといいと思います。(私はよくやってます)

ゆき

文章での衝撃はたいしたことないですが、いきなり映像で観てしまうと大ダメージを食らう時がありますからね。

自分の心のコンディションをみて、ぜひ、自分の気持ちにピッタリの作品を探してみて下さい。

もちろん、「ネタバレは嫌よ!」という方はドキドキしながら楽しんでくださいね。

ゆき