私はもともとあんまり漫画を読みませんでした。少女の頃から少女漫画が嫌いでしたし(だってあんな恋愛あるわけないもの…泣)、読んでも新聞の4コマ程度でした。
しかし、うつ病療養中、信じられないほどのヒマ人間になった私は、たまに漫画を読むようになりました。
ゆき
今回の題名はなんだか失礼な感じもしますが、とても良い意味でゆる~い、素晴らしくつまんなおもしろい系漫画を5作品、ご紹介したいと思います。
きょうの猫村さん
まるでチラシの裏に、家族が走り描きしたかのような安心感。
猫村ねこという猫が主人公です。猫だけど喋るし、二足歩行だし、職業は家政婦だし…という、何ともたまらないカオス感。
「ぼっちゃん」という生き別れになった少年と再会するのを夢見ながら、日々家政婦として働いています。
家政婦として働きに行くご家庭の問題に顔を突っ込んだり、色々と勘ぐってみたり…。
さながら、ドラマ「家政婦は見た」の猫バージョンです。
ゆき
課長バカ一代
主人公の肩書きは、家電メーカー・松芝電機 商品開発部企画課 課長補佐代理心得。
ゆき
まず、内容が完全にギャグなのに絵だけがもの凄く劇画タッチ。
主人公は真っ白なスーツにオールバックという、なんかやり手の出で立ちなのに、バカなんです。それもすごくバカなんです。
「TODAY IS MONDAYという英文をどう訳すかね?」
東大生は悩みに悩んで、「今日は月曜日です…」と答えます。
正解は…「TODAY IS MONDAY=東大は問題だ」
ゆき
聖☆おにいさん
東京都立川市の風呂無しアパートでブッダとキリストがバカンスしている日々。
目覚めた人ブッダと神の子イエスが、立川市で下界の生活を楽しむという、世界観の迫力が圧倒的すぎます。
ブッダが漫画喫茶で、手塚治虫が描いた自身の漫画「ブッダ」にハマったり、イエスは自分がジョニー・デップに似ていると思い込んでいたり…。仏と神だから、争いもなく平和でみんな優しくて、面白いことしか起こりません。
愛すべき、とんでもないキャラクターに親近感がわきますよ。
ゆき
ピューと吹くジャガー
毎日変なことしか起こらないけど、シュールでおもしろい。
こちらは少年ジャンプに掲載されていたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
とにかく、意味が分からない。でも気付いたらクスッとしてる漫画だと思います。
頭の中がボーっとしている時に読んでも、よく分からないけど笑えます。何のやる気もない、でもなんかつまらないという時によく読んでいました。
ゆき
日常
こんな日常あり得ないけど、のんびりしてて笑える日常。
たまたまNHKで放送していて、観たらハマりました。
まず、登場人物に悪者がいない。ちょっと悪いことをたくらむ人もいるけど、どうしてもドジだから、やっぱり悪者がいないんです。
ロボットの女の子と子どもの博士、個性豊かな高校生の日常を中心に描かれています。
とにかく登場人物の感情の表現がうるさいです(もちろんいい意味で)。シャーペンの芯を出そうとしたら、間違って芯の部分で親指を刺してしまった時、叫び声が宇宙まで進んで惑星を貫いて行ったり…。失恋して全力疾走して、川に飛び込んで溺れている子供を助けたり…。
ゆき
終わりに
漫画の一番の素晴らしさは、とにかく気楽に読めること。
集中力の続かない、疲れきった頭でも漫画ならなんだかスムーズに読める。
いきなり新聞や小説で挫折するよりも、まずは漫画でリハビリすると「結構読めるじゃん!」という、小さな自信につながる気がします。
しかし!漫画だからって甘くみてはいけませんよ!
ここ最近は結構ダークな内容の漫画もいっぱいあります。考えさせられる内容の漫画は素晴らしいのですが、やっぱり疲れ果てた心にはダメージ大です…。
ゆき
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ゆき