「のみ忘れた!」・「のみ間違えた!」をなくす為に!うつ病のお薬問題を解決する方法

うつ病になって初めて、「常用薬」をのむ生活を送るようになったという方も多いと思います。

ゆき

私も最初はかなり戸惑いました。のみ間違えたことも、のみ忘れたことも数えきれないくらいあります。

そんな中、「どうしたらのみ間違えないか」、また「どうすればのみ忘れないか」を考えた末に、私がたどり着いた方法をご紹介したいと思います。

ゆき

外出先でも人目を気にせず、スムーズにお薬をのむ方法もお伝えしますね。

のみ間違えないために

薬局でお薬を処方してもらうと、ドーンと名前の書かれた薬袋を渡されると思います。

私も最初は今までもらってきたような「風邪薬感覚」で、その都度確認しながらのんでいました。

ゆき

しかし!「風邪薬感覚」は続かない!

あれは3日分ぐらいだからできる作業。1週間とか2週間とかになってくるともう、薬袋から錠剤を出すのさえ面倒になってくる…。そして包装の似た錠剤はのみ間違えやすい…。

ゆき

ただでさえ色々とやる気がない上にボーっとしてますからね。

そこで私が考えたのが以下の方法です。自分にピッタリなものがないか探してみて下さいね。

方法1・小さなケースに1日分移しかえる

よく目にする、いわゆるピルケースに1日分移しかえると、薬ののみ間違いはかなり防げます。最近はプラスチックのケースのものから、ポーチになっているもの、ピルケースには見えないような可愛らしいコンパクトのようなものまで販売されています(しかもミラー付きとかも!)

ゆき

ただ、毎晩明日の分を入れなければならない面倒くささはあります。しかし、毎晩確認できるので、のみ間違いのリスクはかなり減らせます。

方法2・ケースに1~2週間分移しかえる

こちらも結構よく見かけるピルケース。カレンダーみたいになっているものから、1週間分をプラスチックケースに仕舞えるものまで種類は様々。

ゆき

しかし、私が愛用していたのは1週間分まるごと1つのケースになっているものではなく、1日分のケースを1週間分ずらっと移すことができるもの。

毎晩移しかえる手間は無くなりますが、1~2週間分を一気に移しかえなくてはならないので、入れ間違えるとちょっと大変。

ゆき

だいたいどんな薬をのむか、「もう記憶できてるぜ!」くらいになるとかなり便利です。

方法3・ラウンドケースに1日分用意

ゆき

こちら、たまたまお見舞いに行った知人の病院で見かけたお薬ケース。

丸いタワー状になっていて、1つ1つのケースが連結しているので1回分のんだら下に連結させ、自動的に次の分のお薬が上にくるという仕組み。

ゆき

アクセサリーや工具などのパーツを入れるのに使われているみたいです。

持ち歩きには不便かもしれませんが、のみ忘れ防止にはかなり最適です。

のみ忘れないために

ふと気が付いたら「お昼の薬のんでなかった!」なんて経験、あなたもあるはず。

ゆき

特に、「食後にのんでくださいね」なんて言われても、そもそも食欲が無かったり夕方にお昼ご飯を食べたりと、うつ病さんには食後に時間通りのむというのは結構大変。

そこで私が先生に言われたのは、「時間を決めて、その時間が来たらチョコレートでもなんでも口に入れて、とにかく時間通り薬をのみなさいというものでした。

ゆき

そして私はケータイのアラームを毎日4回鳴らしていました。
朝と昼と夜と寝る前です。
注意
これは私が当時かかっていた先生が教えてくれたものです。

もしかしたら、きちんと食事を摂った後でないとのめない薬もあるかもしれません。

のみ忘れることが多いな…と思う方は、自分の主治医にきちんと相談してみて下さいね。

外出先でスムーズに服用するために

ゆき

私は人前でバリバリとお薬を取り出してのむことに抵抗がありました。

特に、うつ病だと知らない人の前でのむと、大抵「何の薬?体調悪いの?」と聞かれてしまうことに…。

ちょっとカッコイイ外国人方式

そこで思いついたのが「外国人方式」です!

たまたま観ていた洋画で、主人公がピルケースに錠剤をそのまま入れていて、パッと手に出してパッとのんでいたんです。

ゆき

補足
アメリカなどでは医師の処方箋でも個包装された薬はほとんどなく、プラスチックや瓶にそのまま入ったものを渡されるそうです。

日本は衛生面や薬への影響を考えて1つ1つ個包装されているそう。

「いちいち包装をバリバリと開けるのが手間になるのだ!」と気が付き、出掛ける時や、知人に会う時は、あらかじめ包装から取り出した裸のままの錠剤をピルケースに入れて持ち歩くようにしました。

これがかなり便利!個包装だと取り出すときに落としたりして薬を紛失してしまうことが多かったのですが、こちらは手のひらにすぐのめる状態で出せるのでとても安心。

ゆき

知人がちょっと席を立った隙にパクっとのめるのも良かったです。

でも基本的にはお薬は空気や湿気を嫌います。できるだけ普段は個包装で、出掛ける時、もしくは「何の薬?」と聞かれたくない時のみにしましょうね。