うつ病治療中はお酒を控えた方がいいという話、あなたも聞いたことがあると思います。
でも、控えるというのは、「全く飲んではいけない」のか「少しくらいなら飲んでいい」のか?どっちなんだろう?と悩むところだと思いませんか?
ゆき
お酒を控えた方がいい理由
うつ病療養中、お酒は控えた方いいというのが通説。
ゆき
例えば風邪薬であっても、「今日は薬を飲んでいるし、アルコールは控えよう」という気持ちになりますよね。
具体的に、うつ病の薬とアルコールの併用が良くない理由として、以下の2つがあると思います。
理由1・薬の効果を強めたり弱めたりする
薬もアルコールも、最終的には肝臓で分解されます。
もともと肝臓の処理が早く、お酒に酔いにくい人は、薬の効果を弱めてしまいます。
ゆき
また、肝臓の処理が遅く、お酒に酔いやすい人は、薬の効果を強めてしまいます。
そこに薬が入ってきても、分解するのに時間がかかり、いつまでも薬の効果が抜けない、薬が効きすぎる状態になってしまうのです。
ゆき
どちらの状態も、正しい薬の効き方からかけ離れてしまうわけです。
理由2・副作用の危険性が高まる
あなたが普段のんでいるお薬の注意書きに「飲酒は控えるようにしてください」・「飲酒は避けましょう」と書いてありませんか?
これは、薬を服用中にアルコールを飲むと、血液中の薬の濃度が異常に上がる可能性があるからです。
ゆき
うつ病とアルコール依存症
うつ病とアルコール依存症は合併しやすい病です。
米国の調査で、アルコール依存症の人は、依存症でない人に比べて、うつ病になる危険性が3.9倍高いという結果が示されました。
または、アルコール依存症の辛さから、うつ病へ。
どちらも併発しやすいのです。
ゆき
死のトライアングル
WHO(世界保健機関)の調査で、自殺者の50~80%の方がうつ病などの精神疾患を患い、20~60%の方が何らかの依存症であることが分かっています。
何らかの依存症とは、海外などでは薬物依存などが多くみられますが、日本ではアルコール依存が最も多いとされています。
うつ病とアルコール、そして自殺は「死のトライアングル」とも呼ばれています。
参考 e-ヘルスネット厚生労働省私の考え
ゆき
もちろん、ガブガブ飲んでいたわけではありません。月に何度か、友人と外食した時や家族と乾杯する時などだけ。
二日酔いになったことも、お酒で吐いたことも、すごく酔っぱらった経験もないような人間です。
ゆき
アルコールのことは主治医に必ず相談だ!
私の信頼する主治医2人はどちらも、「お酒?たまにならいいよ~」という感じでした。
もちろん、私がどれくらいお酒が飲める体質かなども正直にお話ししました。
付き合いなどでどうしても飲まなければならないこともあると思います。
夏の暑い日、お風呂上がりにビールをプハーとしたくなる時もあると思います。
でも、その前に、主治医に必ず聞きましょう。
そしてウソなど言わず、正直に自分がどれくらいお酒が飲めるかもお話ししましょう。
ゆき
トライアングルに迷い込まないために
医師から「今は我慢してください」と言われたら我慢!
「飲んでもいいよ~」と言われたら、月に、週に何回、どれくらいならいいか、きっちりと聞きましょう。そして医師の言われた通りにしましょう。
もし、ついつい飲み過ぎてしまった場合も隠さずに医師に話しましょう。
ゆき
「我慢が辛い!」という方、一緒にコーラやジンジャエールを楽しみましょう!
ウィルキンソンの辛口ジンジャエールはピリッとしてて辛口で、お酒に似てる感じでおいしいですよ!
参考 ウィルキンソン ジンジャエールアサヒゆき