「やる気ってなんで出ないんだろう…」
ゆき
そんな考え方に、「そもそも違うよ」と答えた女性がいます。
アメリカCNNのコメンテーターで、弁護士のメル・ロビンスという女性です。
彼女が出版した「5SECOND RULE(5秒の法則)」という本は、アメリカで大人気となり、多くの方が実践しているそう。
今回は、このメル・ロビンス「5秒の法則」から、やる気とは一体何か、そして行動を起こすヒントについてご紹介したいと思います!
急性期の方は実践なんてせず、回復期の方は無理せず、再発予防期の方で回復傾向にある方のみ試してみて下さいね。
メル・ロビンスの「5秒の法則」
ゆき
あの有名な「TED」が開催しているイベントの講演内容を配信しているYouTubeチャンネルです。
メル・ロビンス
最初、こんなにやる気に満ちあふれた人なんて、どうせ自分とは対照的な人なんだろうと思って観ていました。
しかし実は彼女、パニック障害で、20年以上も抗不安薬を飲み続けていたそうなのです。
ゆき
更には、41歳の時、旦那さんの仕事の経営が破綻、夫婦で無職、お金もなくなり、何もしたくない時期があったそう。
朝も起きられず、毎日目覚ましを止めてはまた眠る生活を続けていたんですって。
著書「5秒の法則」
そんな、完全にこちら側な感じがする彼女がなぜ、やる気に関する本「5秒の法則」を出版するに至ったのか?
それは、彼女がたまたまテレビで見かけた、ロケットの打ち上げ映像!
彼女は「私もロケットみたいになりたい!」と思ったんだそう。
ゆき
そして翌朝、「目覚ましがなって5秒のカウントダウンをしたら起きる」というルールを思いつき、実践したことで、「5秒の法則」に気が付いたんです。
5秒の法則って?
彼女はそれから毎日5秒でベッドから起き上がれるようになり、「どうしてだろう?」と、脳や行動の勉強をしました。
脳は5秒間で「言い訳」を作り出す
脳はもともと、私達を守るために「恐怖」や「不安」、「危険」などを感じやすくなっています。
ゆき
だから、私達が行動を起こそうとすると、「危険なんじゃないの?」と「言い訳」で邪魔してくるんです。脳は変化が嫌いですからね。
例えば、「朝起きよう」と思っても、「まだ間に合うかも~」とか、「昨日は遅くまで起きてたから寝てしまおう」とか、言い訳なんて山ほど出てきますよね。
怖がりな脳の「言い訳」に邪魔される前に、行動に移すとスムーズにいくというわけ。
やる気は?
ゆき
メル・ロビンスさんはこう言っています。
「やる気はゴミだ」
何が言いたいかというと、「やる気は行動の前にあるのではなく、行動の後にある」ということ。
行動を起こして初めて、やる気が出てきた経験、ありませんか?
なんとなく掃除を始めたら、やる気が出てきて徹底的に掃除したとか。ちょっと勉強するつもりが、やる気になって何時間も勉強しちゃったとか…。
行動さえ起こせば、おのずとやる気は出てくる。出てこなくても、行動が起こせればそれでいいわけです。
5秒の法則のやり方
やり方は先ほど述べた通り、ただ5秒カウントするだけ!
簡単な方法
例えば、「何かしないといけないこと」が頭に浮かんだ時、すぐに5秒数える、数えたら、すぐに行動を起こす。
これだけ!
ゆき
癖をつける
「5秒の法則」のもう一つの凄いところは、習慣化すること。
習慣化してしまえば、カウントする必要もなく、勝手に体が動くようになるのだとか!
ゆき
5秒は不安も無くす!?
これは「考え方」にも言えること。
メル・ロビンスさんは17才の時から不安障害やパニック障害に苦しんできました。
ゆき
不安や恐怖が心に湧き上がってきた時、「5‥4‥3‥2‥1」と数えてすぐに、湧き上がってきた不安とは真逆の幸せなこと、うまくいっている自分を想像する。そしてこれも習慣化するので、いつのまにか不安や恐怖に支配されることもなくなったそうです。
ゆき
メル・ロビンスさんが不安障害とパニック障害を克服したというのは、結構説得力がありますよね。
恐怖を感じたり、不安になりすぎるのも「悪い癖」のようなもの。そこを、「5秒の法則」という「良い癖」に変えられたらいいのかもしれませんね。
ゆき