「人の目が気になる…」周りからの目線・評価よりも、大切なことを知っていますか?

ゆき

「自分は人にどう思われているだろう…」誰でも人の目は気になるものですよね。中には過剰なほどに他人からの視線や評価を気にしすぎる人がいます。そう、「私です…!」

かつての私は、人の目に良く映る「良い子」であることに全精力を注いで生きていました。

それはもう、人から良く思われるために生きているような、虚しく寂しい人間でした。

その行動の根底には「自分はダメな人間だから…」という自分への自信のなさと、「自分をよく見せたい…!」という見栄っ張りな気持ちがあったのかもしれません。

今回はそんな、「周りの目を気にすること」による大きな弊害についてお話ししたいと思います。

みんな「嫌われる勇気」が欲しい

嫌われる勇気
本が売れない時代と言われる昨今に、バカ売れしたベストセラー「嫌われる勇気」をご存知ですか?

18世紀に活躍した心理学者「アルフレッド・アドラー」によるアドラー心理学を解説した書籍です。

この本がヒットしたことからもわかる通り、嫌われる勇気が欲しい人が世の中にはたくさんいるんですね。

「人の目を気にしない勇気が欲しい」とも言える?

しかしながら、誰しも人に意味もなく嫌われたくはないはずです。しかし、嫌われる勇気は欲しい。

嫌われたくはないけど、嫌われてもいいと思えるようになりたい…「う~ん、難しい!」

ゆき

言い換えれば「人に好かれたいけど、嫌われてもてもいいと思いたい」ってことではないでしょうか。じゃあ、「他人に良く思われたいけど、悪く思われても構わないと思いたい」って解釈も、あながち間違いではないと思うのは私だけ…?

「嫌われる勇気」の執筆者、岸見一郎さんはこう語っています。

周囲の人たちから嫌われないようにするには、常に周りの人の顔色をうかがう必要があります。それでは、「ありのまま」の自分として生きることは難しくなるし、物事の責任を人のせいにしてしまいかねません

ゆき

ホラホラ!「常に周りの人の顔色をうかがう」=「人の目を気にする」ことと同じ。やっぱりみんな、人の目を気にしない勇気が欲しいんじゃないでしょうか。

「なぁ~んだ!みんな同じか!」と安心できた人は大丈夫。

しかし、私と同じく、過剰に人目を気にしすぎることで、生き辛さを感じているあなたは、次の章もぜひ読んでくださいね。

人の目を気にしすぎることで起きること

危険信号
まず、心の健康を守るうえで「人の目を気にしないこと」はとても大切です。

なぜなら、人から良く見られようとするには、過度に気を使わなければならないから。

注意
他人から良く思われたいがために、自分の気持ちを押し殺して他人に合わせて生きていると、だんだんその感覚が麻痺してきて、最後は「自分が何がしたいのか分からない」状態になります。

ゆき

実際、私はそうなりました。レストランに入っても自分が食べたいものも決められないのです。その頃の口癖は「なんでもいい」、「どっちでもいい」でした。

自分が何がしたいのか分からなかった頃の私の心理

これって、恐ろしい事だと思いませんか?レストランのメニューならまだしも、自分の人生に関わる大きな選択さえ、自分では決められない。他人の意見に従うことしか選べない。

ゆき

そして質が悪いのが、他人が選んだことなのに自分が選んだことだと錯覚すること。しかも、他人が選んだ結果が自分の思っていたものと違うと、「あの人がこう言ったから」と他人のせいにするんです。他人のせいにしてしまうから、自分が間違った選択をしたと気が付かないのもまた質が悪い。私って嫌な人間だったんだなぁ…。

あなたも同じ気持ちなら…

ゆき

どうでもいい人達に気を使っているうちに、自分の「本当にしたいこと」が分からなくなる前に、人の目を気にし、他人の言われるままに行動することを止めましょう。
MEMO
もし、他人の顔色ばかり気にして、自分の心が分からなくなってしまったなら、他人に聞くのではなく、自分の心に聞く練習をしましょう。

「なんでもいい」という前に、「私はどうしたいのかな?」と考えてみましょう。

選んだ結果が自分の思い通りにならなくてもいいのです。他人のせいにするよりマシだと思いましょう。どうしても分からなければ、「迷っているんだけど、どうしたらいいと思う?」と助言を求めましょう。

ゆき

レストランのメニューからでも構いません。「自分の行動に責任を持つ」という練習をしていくことが大切だと私は思います。

「いい加減」に生きよう

気にしない

ゆき

「人に良く見られなくてもいい。人に良く思われなくてもいい」そう決めたら、私は人生がとてつもなく楽で、幸せなものになりました。
生き方がほんの少し、いいかげんにもなりました。でも、四角四面で真面目に考えすぎる私にとっての「いいかげん」は、普通の人にとっては「いい加減」なんだと知りました。

ゆき

生きることが窮屈に思えるあなた、ちょっと「いいかげん」に生きてみませんか?レストランのメニューが決められないなら、目をつぶって指で刺したものを注文するなんてどうです?人生はもっと、自由で面白くて楽しいことばかりなのですから。