テレビが観れない?うつ病療養中はテレビを避けたら楽になる!

ゆき

私がうつ病の療養中に経験した、謎の症状の1つに「テレビが観れない」というものがありました。

正確には「観ようと思えば観れる」のですが、「できるだけ観たくない」と感じるのです。

これは結構、私のうつ友達も「あるある!」と賛同してくれたので、今回はそんな「うつとテレビ」の関係についてお話ししたいと思います。

テレビがうるさい

うつ病になる前は健全なテレビっ子であった私。うつ病を発症する前くらいから、「テレビがうるさい」と感じるようになりました。当時一人暮らしだった部屋ではテレビは消され、シンとした部屋で過ごすことが多くなりました。

その後、回復期に入ってもテレビは基本的に無理でした。

ゆき

まるで、テレビの電波に頭をグサグサ刺されているように感じ、どうしてもテレビが付いた空間にいなければならない時は頭痛すら感じていました。これに大音量と大画面が追加されるともう、窒息しそうでした。

観れる番組はNHKとサザエさん

これは私のうつ友達も頷いた、なぜか観れる番組TOP2です。

なぜかNHKの一部の番組と、サザエさんなら観れるのです。

民法のニュース番組は観れないのに、NHKの10分程度のニュースなら観れる…。しかし、NHKと言っても観れるのはごく一部の番組だけで、にぎやかなバラエティーなどは無理でした。

なんとなく閉鎖的で、一定の感覚が続くものは特に嫌な気分にはならず、いい意味で刺激の少ない、安全な番組を観ていました。

それにしても、大人になってサザエさんに救われるとは思いもしませんでした…。

ゆき

たくさんの情報が頭の中に入るとパンクする

うつ病になってテレビが観れなくなったという話はよく聞きます。

その直接的な原因は詳しく分かりませんが、テレビが苦痛になる他にも好きだった音楽がうるさく感じたりする方も多いようです。

神経が過敏になる

うつ病になると神経がピリピリした状態が続きます。

そんな時に色々な音が入ってくると、耳障りに感じたり、イライラするというのは当たり前のことなのかもしれません。

集中力がない

また、うつ病は集中できなくなったり、集中力が続かないことも1つの症状です。

どんなに観ても内容が頭に入ってこない映像を観たって、おもしろくないのは当然と言えば当然かもしれませんよね。

余計な情報が入って来る

精神的に不安定な状態の時、良い情報も悪い情報も心にとっては毒になることが多いように思います。

例えば有名人が結婚したというおめでたいニュースも、スポーツ選手が金メダルを取ったという情報も、「この人に比べて私なんて…」という負の感情を生み出しかねないですし、そんなことを思う自分に嫌悪感も抱きます。

悪い情報や悲しいニュースはモロに心に刺さります。被害者でもないのにとても悲しい気持ちになったり…。

ゆき

どちらにしても、テレビというものはいらない情報まで教えてくれる厄介な機械だと思うのです。

テレビから離れてみよう

「テレビがうるさいな…」「テレビって厄介だな…」そう思ったら、テレビを消しましょう。

それであなたの心の平穏が保てるのならそっちの方がずっと良いです。

ご家族がいる場合は、テレビのない部屋があるならそこでのんびりするのもいいですし、テレビを消せない場合は、事情を話して耳栓でもしましょう。

ゆき

私は家族がいる時は耳栓をするかイヤホンをして音楽を聴いていました。「声をかけたい時は肩をたたいてね」と言って。
最近は本当に何も聞こえなくなる耳栓なんかも売っていますよ。

病気が良くなればまたテレビも楽しめます。「今はテレビのない時間を楽しめる、ちょっと贅沢な時間なんだ」と思えば、悪い気もしないですよ。