忘れていたイヤ~な記憶を思い出し、イヤ~な気分になってしまうこと、ありませんか?
ゆき
誰でも思いだしたくない記憶はあるものですよね。
しかし、世の中には「忘れっぽい」という素晴らしい特技を持った人がいます。
今回はそんな、自分で自分の心をいじめる「嫌な記憶」を忘れる力、「忘却力」についてお話していきたいと思います。
嫌な思い出は思い出さない
「忘れたいのに忘れられない…」そんな記憶の1つや2つ、誰でも持っていると思います。
ふとした時に思い出して、「ああ…もう!」となる、あの何とも言えない不快感。実はこれ、何度も繰り返すことが問題なんだそう。
何度も思い出すから記憶が定着する
ゆき
また、夢中で聴いていた音楽の歌詞を今でも歌えるとか。
だから何度もくよくよと考えてしまった思い出は、記憶として脳に定着しやすく、忘れたくても忘れられない思い出になってしまうといわけ。
思い出してしまったら…別のことをする
「脳に定着しちゃったらもうダメじゃん!」とあきらめるのはまだ早い!
嫌なことを思い出してしまっても、まだまだ忘れるチャンスはあります。
それは、私達に備わっている「忘却力」を鍛えること。つまり、忘れてしまう力を上手に使えばいいのです。
そこで一番簡単かつ有効なのは、「他のことをする」という作戦。
ゆき
例えば漫画を読んだりゲームをしたり、料理でも何でも、できるだけ頭を使うもの、ボーっとした状態ではできないものを選ぶと良いです。
最初は難しいかもしれませんが、こちらも何度も繰り返すことで慣れてきて、次第に思い出す回数が減っていきますよ。
本当に辛い・整理できない記憶は医師に任せよう
前述したような方法ではなかなか解決できない記憶というものあります。とても辛すぎる経験だったり、忘れたくても感情の整理がつかないものだったり…。
それは私達がどうにかしようと思ってもなかなか難しいことが多いです。
そんな、自分の心の奥底にある「難しい記憶」は病院の先生に任せるのが一番です。
ゆき
脳とは本来とても忘れやすいものだそう。あなたを苦しめる過去も、きっといつかあなたの手元から離れていくはずです。それまできちんと医師やカウンセラーにあなたの記憶を委ねるようにしましょうね。
忘れっぽい友人
ゆき
彼女は「忘れっぽい」ということがコンプレックスだったようですが、ある日「私は忘却力があるから強く生きていけるんだ!」と話していました。なんでも、通知表に「忘れ物が多い」と書かれることを気にしていた彼女に、彼女のお父さんが「お前は忘却力があるから強く生きていける!気にするな!」と言われたそう。
確かに、彼女はとても強く生きています。
彼女の口癖は「大丈夫でしょ?」です。何か失敗したり、嫌なことがあっても、大抵のことは「大丈夫でしょ?」と言ってサッパリ忘れている様子。
自分の失敗談を明るく大笑いしながら話す彼女を見ていると、小さなことでくよくよしている自分がちっぽけに思えます。
ゆき
私達もぜひ、力強い「忘却力」を身に着けて、嫌なことは何でもサッパリ忘れられるように生きられたらいいですね。