うつ病になると、どうしてもやる気が出なくなりますよね。私も何度、「やる気の出し方」を検索したことか…。
そしてどんな方法を試そうと思っても、「試すやる気」すら出ないんですよね…。そして陥る自己嫌悪。
結論から申し上げますと、やる気が出ない時は出さなくていいんです。いや、出しちゃダメ。
ゆき
携帯電話の気持ちになって考えてみよう
突然ですが、あなたの携帯電話が充電切れになったら、あなたはどうしますか?
「おい!あきらめるなよ!頑張れよ!」と叱咤激励しますか?
「きっとこの携帯電話なら頑張れるはず…!」と何度も電源ボタンを押し続けますか?
ゆき
ゆき
「やる気出さなきゃ症候群」の頃の私
私は一時期、完全に心のバッテリーが空っぽなのに、電源を入れようと必死になっていました。「やる気の出ない自分はダメだ!」「もっと頑張らなきゃ!」と、自分が怠けていると思っていたんです。
まさに「やる気出さなきゃ症候群」。やる気スイッチも誤作動しまくりです。
そして、疲れ果てたまま無理をして、今度こそ何もできない状態になりました。「やる気の出し方」を検索することもできないほどに。
ずっとバッテリーの切れた携帯電話は使えなくなる
ゆき
ゆき
まさに、私はこんな状態になりました。
もちろん人間なので、「故障しました!」とまではいきませんが…(ある意味、故障してたのかも…?)しっかり充電されるまでにたくさんの時間を費やすことになりました。
やる気は出すものじゃない!いつか勝手に出てくるものだ!だから何もするな!
ゆき
そしていつの間にか、やりたかったことが出来ています。自分が気が付かないくらい自然に。
私はうつ病になってたくさんのことが出来なくなりました。
大好きだった映画も本も集中できないから観れない、読めない。
でも、ある日1本の映画を観れたんです。
「あ~、面白かった~」と思ったあと、「映画が観れた!」とビックリしながら喜んだのを覚えています。
いつの間にかやる気が出る、いつの間にか出来てた、その時が来るまで、自分の心をしっかり充電しましょう。
充電の仕方は人それぞれ。
おいしいものを食べるもよし、一日中ゴロゴロするもよし、朝から晩までボーっとするのもいいじゃないですか。
「何もしてない…」と自己嫌悪に陥る必要なんてありません。だってあなたは今、充電という大切な作業をしているんですから。
ゆき
ウルトラマンなんて、3分で胸のブザーが鳴ったら一目散に帰りますよ?
ゆき