焦りは禁物!周りと比べて落ち込んだら、心と身体をリセットしよう!

小さい頃、欲しいものをおねだりすると「よそはよそ!うちはうち!」と言われた思い出はありませんか?

周りの人と比べるという行為、うつ病じゃない人もよくやっていると思います。私もいつも人と比べて「自分はダメだ…」と自分を否定してばかりでした。

特にうつ病になると自分に自信がなくなって、隣の芝生が青いどころか黄金に見えちゃうんですよね。

そんな、リア充恐怖症のあなたに他人と比較して落ち込んだ時の、気持ちのリセット方法をご紹介します。

素直に言おう「羨ましい!妬ましい!悔しい!」

嫉妬
隣の友達が仕事で出世した、向かいの娘さんは結婚して子供もできて一軒家を建てた、そのまた向こうの息子さんは外車に乗ってて美人な彼女がいる…。

「羨ましいわぁ、良かったですねぇ」

顔で笑って、心は嫉妬に狂っている。誰でも一度くらい、そんな気持ちになったことがあるはず。

心の底から他人の幸せを喜べる人って、そんなにいないと思うんです。いや、あんまりいないと思います。

だって、誰かも知らないおじさんが宝くじに当選しても心の底から喜んだりしないですよね。

他人の幸せを喜べなくても自然なこと、別に冷たいわけでも性格が悪いわけでもないです。嫉妬したっていいじゃないですか。

家に帰って思いっきり「羨ましい!」、「あの人ばっかりズルい!」、「ちくしょー!」でも何でも言っていいと思います。

自分の今の自然な感情を受け入れること。そしてそれがいけないことではないことを知っておくことってとても大切だと思います。

そしてサッパリ忘れよう

忘れる
思い切り嫉妬して妬んだら、つい「それに比べて自分は…」、「私なんて…」と比べてしまいがちです。

しかし!ここで思考を一旦ストップしましょう。

思う存分、人を羨んだあと、いきなり別のことをしましょう。シャワーを浴びるもよし、ご飯を食べるもよし、テレビでワイドショーを見るもよし。

とにかく、「人と比べそうな気持ち」を他の行動や考えでリセットしてしまうんです。

他のことに時間を取られていたら、いつの間にか忘れていくものです。

「そんなこと言われても、いつまでも心に引っかかる!」という方は、こう考えてみて下さい。

「自分が同じ立場にたったら本当に幸せか?」

例えば友達の出世、羨ましいけど仕事の量は増えるし、責任も重くなる…今の自分が出世したら本当に幸せか…?

結婚して子どもが産まれて一軒家、今の自分が家事に育児に家のローンまで組んで、本当に大丈夫か…?

外車に乗って美人な彼女、今の自分が外車に乗って本当に楽しいか?

男性なら美人な彼女はいつだって欲しいかもしれませんが、今の自分にそのまま置き換えると「本当に幸せかな?」と思う部分があると思います。

MEMO
幸せの基準は人それぞれ。外車に乗ることが幸せな人もいれば、自転車に乗って汗をかくことが幸せな人もいるわけで、他人の幸せと自分の幸せを比較しても、あんまり意味ないんです。

そのことに気が付いてから、私は人生がとても楽しくなったし、些細なことがとても幸せに感じられるようになったし、本当に大切な人達の幸せを心から喜べるようにもなりました。

中国人の友人より

友達
私が大学生の時、同じクラスに中国からの留学生の友人がいました。

ある日、彼が学内で同じ中国の留学生と思いっきり喧嘩をしていたんです。

「うわぁ…これはもう絶交レベルだなぁ…」なんて思っていたら、翌日、学食で楽しそうにご飯を食べる二人の姿が!

もう仲直りしたのか尋ねると、彼は「中国人は忘れるのが早いからね~」と笑っていました。

彼によると、中国にはそもそもあまり「嫉妬」という文化がないのだそうです。

もちろん羨ましくは思うけど、その気持ちが長引かない、「自分なんて…」という気持ちより先に「自分もあんな風になるためにはどうすればいいかな?」と思うのだそうです。

「良い意味で自己中心的だよね!」と笑ったのですが、これ、本当大事だと思います。

うつ病になるまで、私もすっかり忘れていたこの「良い意味で自己中」。

あなたも、誰かが羨ましいと思ったら、思いっきり羨ましがってスッパリ忘れて、すぐさま自分の幸せのことを考えてみませんか?もっともっと自分の事を大切にしてあげましょうよ!

それでも世間のリア充たちと比べてしまったら、焦らず思い出しましょう。「よそはよそ!うちはうち!」