落ち込んだ時の処方箋!自分だけの「できたこと手帳」で自信と安心を見える化しよう

あなたは今年、手帳を買いましたか?

最近はスタンダードな手帳だけでなく、色々な使い方ができるものがあって、見ているだけでも結構面白いんですよね。

「手帳を買ったって何も書き込む予定がないもん!」というあなた!

ゆき

私は療養中の「予定ゼロ」状態でも、毎年必ず手帳を買っていました。

普通、手帳と言えば、今後の予定を書き込む方が多いと思いますが、私はちょっと違う使い方をしています。

ゆき

今回はうつ病療養中、特に回復期の方にぜひ実践していただきたい、手帳の活用術をご紹介します!

手帳はできたこと記録帳


手帳を買っても、友人の誕生日以外ほぼ真っ白…という状態だった私。

ゆき

「もう今年は手帳を買うのやめようかな…」と思うのですが、ついついカワイイ手帳を見かけると買ってしまい、真っ白なページにナーバスになっていました。

これじゃあ手帳がもったいない!ということで、私が書き込みだしたのは「今日の出来事」

とは言っても何もしていないことの方が多かったので、今日の体調や思ったこと、天気や落書きまで、『自由すぎる日記帳』のように使い始めました。

私が書き込んでいたこと

ちょっとお恥ずかしいですが、何を書いていたか具体的にご紹介しますね。

私が主に書き込んでいたのは以下の4つです。

・天気
・体調
・できたこと
・思ったこと

その憂鬱はあなただけじゃない!雨の日ならではの楽しみ方を見付けようこちらの記事でも書きましたが、天気と心の状態はかなり密接にリンクしているので、必ず天気を記入していました。

そして、その日の体調。お腹の調子や頭痛の頻度、微熱があれば何度か…等々。

できたことや思ったことは、どんな些細なことでも書いていました。例えば「朝早く起きれた!」とか「洗濯できた!」とか「朝晩2回、歯磨きできた!」とかでも。

ゆき

もちろん、何もやる気が起きない時や気分が落ち込んでいる時もありました。そんな時は、「うつ!」と一言書くだけにしていました。

診察の際の強力な助っ人に

こんな些細な記録でも、診察の時にはかなり役に立ちます。

病院に行く頻度って、症状がひどい時は3日に1度くらいですが、回復してくると1週間に1度、もしくは2週間に1度くらいになってきますよね。

ゆき

もう2週間に1度とかだと覚えていないことが多くなりませんか?私は1週間に1度でも危ういレベル…。

そんな時、手帳をめくれば、おのずと先生に話すべきことや相談したいことが出てきます。

手帳の選び方

「よし!私も記録してみよう!」と思ってくださったあなたに、手帳の選び方を伝授します。

…と言っても、基本的に何でも好きな手帳を選んでいいと思います。

キャラクターものでも、カラフルなものでも。手帳にこだわらなくても、ある程度書き込むスペースのあるカレンダーでもメモ帳でも構いません。

一番大切なのは自分が毎日手に取りやすい、書き込みやすいものだと思います。

注意
逆に避けたいのは、やたらと書き込むスペースが広いもの、ビジネスマンが使うような時間区切りでメモができるようなもの。

「これを全部埋めなきゃ…」と思ったら続きませんし、分刻みで日々のことを綴るのも楽しくないでしょう?

自信をなくしたら読み返そう

ゆき

私にとって日々できたことを書き込むのは、落ち込んだ時の処方箋でした。

何もやる気が起きない時や「自分なんかダメだ…」と思った時も、手帳をめくれば「また、ちゃんとこんなことができる日が来る」という、ちょっとした安心感が保てました。

「うつ!」と書いてあった数日後に「お風呂に入れた!」と書いてあると、また「うつ!」な日がやって来ても、数日後には必ず元気になれると信じられるようになるからです。

補足
また、自分がどんな時に気分が落ち込みやすいか、何が原因でうつな気持ちになるのかも客観的に知ることができます。

ゆき

私はこの方法で、雨の日は頭痛がすること、外出前は必ず熱が出ること、嫌な予定を先延ばしにすると布団から出れなくなることが分かりました。
気が付かなかった自分の気持ちや、実感はなかったけど本当はストレスに感じていたことが分かったりして、生き方を楽にするヒントも見つかりました。

ゆき

もちろん、できなかったことを書く必要はありません。そんなこと書かなくても、イヤというほど自分で実感していると思います。

「できなかったこと」は早く忘れて、「できたこと」をたくさん記録して下さい。

「できたこと」が目に見えると、だんだん自信が出てくるし、「今はうつでも大丈夫」と思えるようになりますよ。

ゆき

あなたもぜひ、自分だけの「できたこと手帳」を作ってみてはいかがでしょう?