あなたは今どの時期にいる?うつ病の流れを知って今の自分にピッタリの対処法を探そう

うつ病には発症してから回復するまで、3つの時期があるとされています。

ゆき

これはうつ病さんみんなが通る道。私も通ってきました。かなり道草を食っちゃいましたけど…。
補足
それぞれの時期には、その時に取るべき最善の行動や最善の治療法があります。事前にこのことを知っておくだけでも、うつ病の治療にかなり役立ちますよ。

私はよく知らなかったために、果てしない遠回りをしてしまいました…。

ゆき

あなたはぜひ、自分の時期を見極めて、最適な道を歩いて下さいね。

うつ病の3つの時期

うつ病は発症してから以下の3つの時を経て、回復へと進んでいくとされています。

・急性期
  ↓
・回復期
  ↓
・再発予防期

急性期はだいたい3~4ヶ月、回復期は5~7ヶ月、再発予防期は7ヶ月以上とされています。

補足
しかし、これはあくまでも一般的に考えられる経過です。うつ病は1年で治る人も、私のように10年かかる人もいます。期間に関してはあくまでもただの目安として考えて下さい。

ゆき

私は急性期が3年ぐらいあったような気がするし、回復期から急性期に逆戻りした気がしたこともあります。人それぞれだということを忘れないでくださいね。

それぞれの時期について

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

急性期

うつ病と診断されてからすぐの時期です。心も体も一番辛い時期かもしれません。

気分はもうヒドイ状態、体もだるくて重くて、不眠や食欲の低下など、まるで自分が自分でなくなったような気分になるかもしれません。

また、「うつ病」という病気を受け入れなければならないストレス、これからの不安、更に初めての病気の症状に戸惑うことばかり…。

この時期はとにかく休むこと。一人にならないこと。きちんと病院に行き薬を服用すること。

補足
「お先真っ暗」と感じるかもしれませんが、急性期は必ず終わります。また、楽しく笑える日が来ます。それまでとにかく、ただただ休むことが大切です。

回復期

うつ病を治す上で、一番重要な時期だと思います。

補足
急性期が終わり、薬や医師の指導などで心も体も回復してくるこの時期。「調子がいい」と思える日も増えてきます。しかし治ったわけではありません。まだまだ治ろうとしている真っただ中。

この時期は例えるなら、「うつ病という荒波でサーフィンしてる状態」まるで波のように、「うつ気分」と「調子のいい日」が交互に激しくやって来ます。

昨日まで「人生って素晴らしい!」と思えていたのに、今日になると「人生なんてクソくらえ!」と思ったり…。

回復期に一番大切なことは「焦らないこと」です。

補足
できることから少しずつ、無理のない程度で生活リズムを整えたり、ちょっと散歩してみたり、遊びに行くのもいいですね。

ゆき

でも、「うつ気分」がやってきたら黙って休むこと。ここで「もう治ったも同然!」と無理をすると、私のように長引きますぞ…。
また、社会復帰なども考える時期だと思います。重要なのは自分で勝手に判断しないこと。どんなことでも必ず医師に相談しましょう。

再発予防期

うつ病の荒波も静かになり、過ごしやすい生活が送れるようになったら、完治までもう少しです。

補足
うつの症状が出なくなっても、しばらくは医師の指示通りにお薬を服用します。これはうつ病の再発を防ぐために大切なこと。残念なことに、うつ病は再発しやすいと言われているんです。

ゆき

再発予防期は、「なぜ自分はうつ病になったのか?」、「どんな状態が自分には良くないのか?」、「再びうつ病にならないために、これからどんな人生を送ろうか?」と改めて自分とうつ病について考える大切な時期だと思います。
「もう薬なんて飲まなくても大丈夫なのに!」とは言わず、今後の生活について医師と相談しながら、徐々にお薬を減らしていきましょう。

3歩進んで2歩下がる

私の大好きな言葉(というか歌詞ですね…)

『1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる』

ゆき

うつ病の治療はこれの繰り返しだと思います。特に、回復期はこの通りだと思いませんか?

1日1歩ずつ進んで、3日で3歩。それからたとえ2歩下がったとしても、確実に1歩進んでいるんです。

ゆき

焦って1日で3歩も4歩も進んでスタート地点に逆戻りするより、ずっといいですよね。地道に少しずつ進むことが一番の近道だと思います。