うつ病になったら「眠れなくなる」という話はよく聞くと思います。
ゆき
しかし、世の中には「ストレスが溜まると眠りすぎてしまう」という方がいらっしゃいます。
いわゆる「過眠」と呼ばれるものです。
今回はそんなストレスによる眠り過ぎ、「過眠」についてご紹介したいと思います。
眠りすぎてしまう睡眠障害がある
「睡眠障害」と聞くと、一番に「不眠」が思い浮かぶ方が多いと思います。
しかし、「ナルコレプシー」や「突発性過眠症」、「反復性過眠症」など、日中に耐えがたい眠気を感じてしまう症状や、居眠りを繰り返してしまう、夜間に何十時間も眠ってしまうなど、生活に支障をきたす「過眠症」という「睡眠障害」が存在します。
ゆき
一般的な過眠
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過眠の症状
「過眠」と聞くと、夜間に長時間眠ってしまうことを想像しますが、これ以外にも辛い症状が存在します。
例えば、日中の耐えがたい眠気・会議や授業中など眠ってはいけない時に居眠りをしてしまう・朝目が覚めてもなかなかスッキリできない等々…。
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また、眠りすぎてしまうことや辛い眠気以外にも、眠気による体のだるさ、眠気と戦わなければならないイライラ、寝坊や居眠りなどで注意されることなど、精神的にも追い詰められてしまう方も多いと思います。
過眠の原因
ではなぜ眠りすぎてしまうのか?
先ほど説明した3つの睡眠障害以外の、主な原因として以下の3つが考えられます。
・睡眠不足
・薬剤性の過眠
・ストレス
一つずつ見ていきましょう。
睡眠不足
ゆき
また、多忙などで睡眠不足になっているだけならいいのですが、自分は眠っているつもりでもきちんと眠れていない場合があります。
薬剤性の過眠
ゆき
風邪薬のように一時的なものならいいのですが、毎日飲む薬が眠気が強いものなら、一度医師に相談した方がいいかもしれませんね。
ストレス
過眠の原因の1つにストレスが関係しているということも分かっています。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉、聞いたことがありますよね。
ゆき
ストレスが蓄積されると、「レム睡眠」つまり、眠りの浅い状態が続くと言われています。
脳がほとんど寝ていない状態なら、日中に眠くなるのも、長時間眠ってしまうのも仕方がないことですよね。
病院に行くべき?
あまりにも辛く、日常生活に支障をきたすほどなら、一度病院で相談してみることをお勧めします。
特に「自分では眠っているつもりなのに…」という場合は「睡眠時無呼吸症候群」など、自分では分からない病が見えてくるかもしれません。
ゆき
「眠りすぎてしまう」ということは案外簡単に捉えられてしまうことです。
「怠けている」・「自己管理ができていない」など、批判されることも多いと思います。
ゆき
「過眠」は軽く見られてしまうことが多いですが、不眠と同じくらい辛いです。
もし、「寝ているはずなのに、眠い」という症状が長く続く場合は、一度医師に相談してみるといいと思いますよ。