生活のリズムを整えよう!「昼夜逆転」のやわらかい治し方【再発予防期編】

前回の「急性期・回復期」に引き続き、今回は「再発予防期」の生活のリズムについてご紹介していきたいと思います。

生活のリズムを整えよう!「昼夜逆転」のやわらかい治し方【急性期・回復期編】

うつ病になる前と変わらない生活が送れるようになってきたら、いよいよ「再発予防期」

ゆき

この頃になると、ほとんど「昼夜逆転」に悩まされることはなくなっていると思います。

この時期は自分なりの「健康的な生活のリズム」を獲得することが重要だと思います。

薬を減らしていくことの注意点

再発予防のため、症状が出なくなってもしばらくは薬を飲み続けていく維持療法

ゆき

こちらがひと段落したら、いよいよ減薬です。
注意
医師と相談しながら徐々に薬を減らしていくことになりますが、抗うつ薬や睡眠薬は減量することで副作用のようなものが出ることがあります。
私は耳鳴り、めまいが辛い時期がありました。

ゆき

この時期は不安になりがち。「本当に治っているのだろうか」という心配に、減薬の症状が追い打ちをかけてくる感じです。

減薬の症状は必ず医師に相談を。

そしてなにより、「不安になり過ぎない・心配しすぎないこと」

不安にかられると、せっかくの生活のリズムを崩してしまいかねません。

また、減薬で「眠れない」などの睡眠の症状が現れたらすぐに医師に相談しましょう。

自分なりの「生活のリズム」を無理せず続ける

自分はだいたい何時ごろ起きて、どんな朝食を食べて、何時ぐらいに眠れば、心も身体も快適だろう?と考えてみて下さい。

ゆき

みんなが言う「生活のリズム」も大切ですが、自分にピッタリの「生活のリズム」を探すことが最も重要だと思いませんか?そしてそれを手に入れられたら、再発を防げるような気がします。

社会復帰というハードル

とは言え、自分らしく早寝早起き!と言っていられないのが人間というもの。

ゆき

「再発予防期」には学校や会社など「社会復帰」というハードルがあるからです。

もちろん、学校も会社も遅刻ばかりじゃいけません。質の良い睡眠や、自分が起きやすい時間、食べやすい朝食など、「自分が楽だ」と思える朝を考えてみて下さい。

朝が一番大切!だけどやっぱり無理をしない

「今日は残業」・「明日のテストで夜遅くまで勉強しなきゃ」・「ついつい夜更かし…」。

ゆき

社会復帰したら、どうしても夜遅くなることがあります。

夜眠る時間が毎日違うのは当たり前だと思います。

しかし、生活のリズムを崩さない、絶対に昼夜逆転させない方法が一つだけあります。

それは「朝起きる時間を同じ」にすること。

もちろん、「毎日7時ピッタリに起きろ!」なんてことは言いません。

自分なりの朝のゆる~いルールを作ってみて下さい。

ゆき

ゆる~いルールの例
学校や仕事がある日は6時半~7時には起きよう。
休みの日はできるだけ9時までには起きよう。
でも、疲れが溜まっている休みの日は11時まで寝ても良いことにしよう。
休みの日もできるだけ早起きしよう。でも、お昼寝をしよう。

などなど‥‥。

「再発予防期」になっても基本、「無理はしない」が鉄則です。

ゆき

無理は続きませんからね。

昼夜逆転しても焦らない

もう一つの鉄則「焦らない」さんの登場です!

「再発予防期」、もしくは完治した後、昼夜逆転してしまうかもしれません。

ゆき

でも、「焦らない、焦らない」

「昼夜逆転」は早ければすぐに元に戻せます。

きちんと早起きをして、朝食を食べて、太陽の光を浴びながら散歩でもすればすぐに戻ります。

ゆき

長い人生、これからたくさん朝がやって来ます。

焦らず、無理せず、楽しい朝を迎えましょう。

もちろん!ダラダラと昼夜逆転を続けることは良くありませんよ。