私のうつ病の頃の口グセは「どうせ私なんて…」・「きっとダメに決まってる…」・「やっぱり私なんか…」などなど。
ゆき
毎日ネガティブワードのオンパレード。うつ病療養中の方なら分かっていただけると思います。
しかし!うつ病療養中の頃よりは随分マシにはなったと思いますが、私はいまだにかなりネガティブな考え方だと思います。
そして最近、太陽のようなポジティブ人間にお会いしまして、「ま…まぶしい!」と感じると同時に、「こんな私のような生粋のネガティブ人間でも、憧れのポジティブにはなれるのだろうか?」とふと疑問に思いました。
ゆき
あなたはネガティブ?それともポジティブ?
ゆき
いつも言っている言葉や、思いついた気持ちなんかで「割とポジティブかな~」とか、「ネガティブな方かも…」とかが分かりますよね。
一番に浮かぶのは?
ゆき
明日は、憧れの人と食事に行く約束をしました。
あなたは一番にどんな気持ちが浮かんできますか?
ネガティブな私は、「あぁ…緊張する…。話が盛り上がらなかったらどうしよう…。嫌われたらどうしよう…」
一方、ポジティブな方だと、「わーい!楽しみ!食事する所はどんなお店かな?いっぱい話せるといいな~!」
ネガティブな方はすぐにマイナスなイメージや不幸な未来を思い浮かべ、ポジティブな方は楽しいことや幸せな未来が次から次に。
ゆき
自動思考
このように瞬時に浮かんでくる「考えのクセ」を「自動思考」と言います。主に「認知療法」や「認知行動療法」で使われる心理学的用語です。
先ほどのように、「あぁ…緊張する…。話が盛り上がらなかったらどうしよう…。嫌われたらどうしよう…」ととっさに浮かんだ考え、自動的に思ったことこそ、「自動思考」なのです。
自動思考はストレスに強く影響を与える
「幸せな未来や楽しい考え」が浮かぶ人はポジティブ。
ゆき
と、簡単に済まされる程度ならいいのですが、自動的に「不幸な未来や後ろ向きな考え」ばかりが浮かぶ方は、ストレスを感じやすくなったり、生きにくさを感じてしまうことがあります。
◎気持ちは考え方に影響されます
例をひとつあげてみましょう。
一人で夜道に迷っている場面を想像してください。まわりには誰もいません。疲れが全身に広がります。このようなとき、どのような考えが浮かびますか?「あの時も同じ失敗だった」「だめな私」「もっときちんと準備していたらこんなことにならなかった のに」と考えると、憂うつなります。
「道を教えてくれた人がウソを言ったのだろう」と疑い出すと、怒りがわいてきます。
「茂みから熊でも飛び出してきたらどうしよう」などと考えると、恐怖や不安が全身をおそいます。
「ずいぶん歩いたのだから、もう少しで着けるのではないか」と考えると、気持ちが少し軽くなります。
遠くに灯りのついた家が目に入って「道が聞ける」と考えると、希望がわいてきます。この例から分かるように、同じ体験をしても、それをどのようにとらえ、考えるかで、そのときに感じる気分はずいぶん違ってきます。身体の反応や行動も違ってきます。
出典:https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/04.pdf
じゃあ楽しい事を考えるようにすればいいんじゃない!?
「だったらポジティブに捉えていけばいいじゃない!私もポジティブ!」と思ってみても、自動思考は「瞬時に浮かんでくる」ものなので、そう簡単には変わりません…。
これは「考え方のクセ」なので、クセを治すにはそれなりに時間や努力が必要なんです。
ゆき
「何か悪いことしたっけ?」
「もしかして嫌われた?」
ゆき
「聞こえなかったのね~」
「イヤホンしてたのかな!」
ゆき
でも、「自動思考」は必ず変えていくことができます。後編では具体的な方法をご紹介します。/span>
引き続き、レッツポジティブ!
「どうせ私なんかダメなんだ…」・ネガティブからポジティブにはなれるのか?【後編】