鬱々とした気分…夜眠れない…やる気が出ない…イライラする…。うつ病は主に精神的な症状がクローズアップされがちですが、実は体にもイヤ~な症状が出るんですよね。
ゆき
なんと、うつ病の患者さんの約6割、半数以上の方が体の痛みを訴えているのだそうです。私も自律神経からくる微熱、腹痛、肩こり、背中の痛み、頭痛など、様々な痛みに悩まされてきました。
この不快な痛みや症状はなぜ来るのか?そして、私が試した対処法をご紹介します。痛みのストレスに悩んでいるあなたのお役に立てれば幸いです。
なぜ体が痛むの?
私が一番不快だった痛みは頭痛です。その次に背中や肩の痛み、体の重さなどです。
この症状のどれか1つだけならまだしも、全部一気に来られたらさすがにベッドに突っ伏していました。
ゆき
例えるなら、西遊記で孫悟空が頭につけられた金色の輪を、三蔵法師に締め付けられるような頭痛と、背中に重い鉄板を乗せられ、子泣き爺を肩車しているような感覚…。お分かりいただけたでしょうか…?余計分かりづらいですかね…。とにかく、地獄のようにキツイってことです。
MEMO
うつ病によってなぜ体が痛むのか、ハッキリしたことは分かっていないそうですが、恐らく、脳内の神経伝達物質(セロトニンとかドーパミンとか…)が不足することで、うまく「痛みの抑制」ができないからではないかと言われています。ゆき
つまり、健康な人だと10くらいしか感じない痛みを、うつ病の人は50とか100くらいの痛みとして感じるということ。他にも、ストレスにより筋肉が緊張し、頭痛や肩こりが起こりやすいそうです。
症状別・私が試した方法
ほとんどが(というか全部…)病院の先生の受け売りなのですが、私が試して効果的だったものをご紹介しますね。
頭痛
「カフェインの入ったものを飲みながら休憩すること」
MEMO
カフェインには鎮痛作用が期待できます。ゆき
私は休憩なしで動き回ると必ず頭痛が起きていました。何事も一気にやるのではなく、たまにコーヒーブレイクをすると頭痛は必ず治まりました。
注意
ただ、夕方4時以降は睡眠の妨げになるので、カフェインは控えましょう。また飲み過ぎも厳禁です。体のコリ
「できるならストレッチ、無理なら湿布を」
MEMO
体のコリは筋肉の緊張が原因。知らず知らずのうちにコリを感じる部分に力が入っているのです。ゆき
もし、元気があるのならストレッチしてみましょう。気分もちょっとスッキリしますよ。「ストレッチなんて苦行…」というほど体がキツイ人は市販の湿布を貼りましょう。病院の先生に話せば痛み止めの湿布も処方してくれますよ。
体の重さ・だるさ
「できるならお風呂にゆっくり入ろう!無理なら寝る!」
MEMO
お風呂に入って血のめぐりが良くなると、体中のだるさが軽減します。ゆき
「お風呂なんて苦行…」という人は、無理せず布団でゴロゴロが一番です。
体が辛い時は、心からのSOSだと思おう
私は一度、「歯全部が痛い」という謎の症状に見舞われたことがあります。
あまりにも苦痛なので歯医者にも行ったのですが、異常ナシ…。
いよいよ不安になって心療内科の先生に泣きついたら、「今、ゆきさんは痛みに敏感になっているんですね」と。
「普通の人が歯を噛み合わせることの痛みが0だとして、ゆきさんは今10くらい痛みを感じているんですよ」と言われました。
ゆき
本当は、「10じゃない!50くらい痛いぜ!」とか思っていましたが、その話を聞いて安心したのか、なんと、病院を出るころには痛みが無くなっていました。私って単純…。
でもそれくらい、心のストレスは体にダイレクトに影響するんだなぁと思いました。
ゆき
もし、体の痛みを感じたなら、「心が疲れているのかな?」と心からのSOSをきちんと受け取り、体はもちろん、心もリラックスさせてあげましょうね。